「ネット専用記事」のレベルの低さについて


インターネット専用のニュース記事は全体的に質が低いと感じる。


最近ではテレビではなく、Web上からニュースや情報を得る人も増えてきている。
各Webメディアも独自色を出すべく、オリジナルの記事を作り始めている。


興味をそそる記事タイトルを見てクリックしてみるものの、
次のページには想定されていたものとは異質の文字列が並んでいることがある。


同社が運営するブログの宣伝にしか過ぎないもの、
記事内の日本語レベルが圧倒的に低いもの、
そもそもニュースと呼べないもの、


たまにまともな記事があると思えば、大手通信社から買った記事である。


メディアはよりたくさんの人に見て頂くことでその広告媒体としての価値を高めていく。記事全体のページビュー(PV)、即ちニュースメディア全体の広告価値は以下の公式によって算出される。


「記事数×記事タイトルのクリック率(CTR)」


要は、いかに興味をそそるタイトルを掲げた記事をいかに多く生み出せるか、という部分につきるのだ。つまり、この公式にメディアとして最も重要な部分である記事の内容自体の良し悪しは含まれない。


ニュースの質と量を比べた時に量を追いかける理由がここにある。
内容はたいしたことがないのに、面白そうな記事タイトルをつける理由がここにある。


ネット企業に大手通信社や新聞社のようにライター、記者はいない。
新卒2〜3年目の社員、もしかしたらアルバイトなどがライターとして活動している可能性もある。


今すぐは難しいであろうが、報道記事が書ける人に記事を書いて頂きたい。


もしくは、大手通信社の記事を織り交ぜるようなことをせず、
ほぼ日刊イトイ新聞のように独自色を明確に打ち出して頂きたい。
方向性を決めて頂きたいと切に願う。