日本短水路選手権(JAPANOPEN2009)2日目観戦 @ 辰巳国際水泳場 + 世界記録日本記録伸び率勝手にピーク予想

観に行ってきました。


酒井志穂選手の世界記録、張琳選手(中国・北京五輪400m銀メダリスト)の世界記録肉薄が印象的でした。
「北島超え」立石諒選手も素晴らしい記録ですし、メディア的には取り上げやすい話題ではありましたが、
北島選手の北京本番での超人的集中力と高速水着前の記録であるということを考えると、
生身の実力差はまだ少しあるのではないかと思います。
事実、2位の米原亨祐選手も北島超えを果たしていますし、3位の冨田尚弥選手も北島選手の
従来の記録と0.03秒しか変わりませんでした。


水着もほぼ高速水着一色でしたが、メーカーは思っていた以上にバラバラでした。
立石選手はレーザーレーサーではなくデサント(アリーナ)ですし、
KOZなど山本化学工業バイオラバー製水着(あれってOEMなんですかね?)が思った以上に見受けられました。


水着が大幅に進化し、競泳界は記録が急激に伸びています。
グラフ化したわけではないですが、2008年の世界や日本の記録短縮率は過去例を見ない高さだと思います。
今日、観戦していても、2年前には考えられないようなスピードで皆泳いでいました。
特に、腰の位置がありえないくらいに、高い。後半になっても、高い。。


このままの勢いで記録が伸び続けるか?、というとそうではないと思っています。
各記録の記録の伸びのピークはどの辺りにありそうか、個人的に分析してみました。


【世界記録・短水路】09'〜10'シーズン
・07'〜08'では五輪直前であった、また高速水着が浸透しきれていなかった。
・08'〜09'では五輪トップクラス選手を中心にオフシーズンから明け切れていない選手が多い。


【世界記録・長水路北京五輪
・選手のコンディショニング、水着の改良ともにひと段落し、ピークで行われた。


日本記録長水路】09'シーズン(日本選手権2009および世界水泳
・昨年の日本選手権(北京選考会)では高速水着導入が間に合っていなかった。
北京五輪では初出場選手も多く、力を出し切れていない選手が多かった、
 また世界よりも高速水着導入が遅かったため、高速水着を導入して初めての大舞台が北京五輪であったため、
 レース慣れし切れていなかった可能性がある。


日本記録短水路】09'〜10'シーズン
・【世界記録・短水路】と同様。ただ、日本人選手は比較的真面目でオフが少ない傾向があるため、
今回のJAPANOPEN2009でも比較的高い記録が出たと考えられる。


まとめると、今年のローマ世界水泳北京五輪以上に日本が勝負できるのではと思っています。
メドレーリレーは心配です。
宮下選手は引退、北島選手も出場しないでしょう、佐藤選手、藤井選手も本調子では無さそうでした。


短水路選手権はノンテーパーやマイナーテーパーで臨んでいる選手がほとんどだと思います。
ほとんどの選手が本気でテーパーをかけてくる4月の日本選手権でどれくらいのタイムを出してくるかが楽しみです。



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