読みかけの本に対する”書評”と読む前の本に対する”反射”
サイバーエージェント藤田晋社長の新刊を読んでハラオチした言葉と自分の意見。
「できる人より志の高い人と付き合おう」
⇒ 最近どこかのブログか本で「会社に依存しない人間関係を築くべき」という
エントリーを読んでいたこともあり、自分の中では上記の言葉が
「社内外問わず、志の高い人と付き合おう」という言葉に勝手に変換された。
その目的を達するためのツールとして、やはりブログを中心としたウェブの力は大きい。
このブログも自分の志を込めてタイトルをつけたつもりではあるが、
もっとストレートに志を掲げるのも大いにアリ。
ブログを例に具体的に行動レベルに落とし込むと、
・ブログには自分の”志”を掲げよう
・ツールとしてリアルと結びつけるためにも、匿名ではなく、実名でブログを立てよう
といったところだろうか。
「ビジネスの場では若さを隠せ」
⇒上の内容にも繋がるのだが、ビジネスマンであれば、忙しい時間を割いてブログを書くなら、
ブログはビジネスツールとして使うべき。よってブログの場でも若さや幼稚さは排除すべき。
個人的な意見だが、知り合いであっても幼稚なブログは見る気にならない。
何かしらヒントを得られるものに限定される。
以前のエントリーでも「日記を書くな」と書いたことがあるが、通ずるものがあると思う。
また、amazonで梅田望夫氏の新刊を購入したものの、現在手元には届いていないのだが、
はてなのCTO、伊藤直也氏の素晴らしい書評を見て、
フライング気味に書のエッセンスは感じてしまった気にはなってしまい、
梅田氏の将棋に対する新たな試みに対して、読む前から体が反応してしまい、naoya氏のブログを読み終え、
直ぐにそのエントリーページの最上段に戻るやいないや、以下の変換を行い、再読をして一人で、
「あ〜、これこれ」と勝手に気持ちよくなり、頷いてしまった。
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梅田さん ⇒ 山浦さん
棋士 ⇒ スイマー
将棋 ⇒ 競泳競技
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■伊藤直也氏のblog
http://d.hatena.ne.jp/naoya/
早く原本を読みたい。
以上、2冊の書評?をエントリーしてみたが、正直なことを言ってしまうと、藤田氏の本はまだ半分も読んでいない。
そして、梅田氏の本に関していえば、未だ手元にすら届いていない。
「本を”1冊”読んだ感想」なんてのは物質的な単位だけであって、
・センテンスを読んで感じたこと
・書評を読んで感じたこと
という”ハラオチ単位”で”書評”をすれば、読みきらなくても問題ないんだとエントリーを書きながら感じた。
今後、書評だけを見た書評みたいなものが増えてくるかもしれない。
その場合、その時点では本は売れていないわけで、印税だとか書店の売り上げだとか
経済的にはお金は動かないが、それでも情報を得られる。
この辺りがウェブの恩恵なのだろう。そしてその情報量も増え続けている。
web2.0も結局は広告収益だけじゃないか、儲からないじゃないか、と叫ばれてはいるが、
個人的には悲観視していなくて、物質的な貨幣、マネタイズに行き着くモデルは変わらないかもしれないが、
ユーザー視点において得られる情報にレバレッジが効き、web業界における”デフレ”を生み出し、
チープ革命を促進させた、という意味では大きな仕事を果たしているんじゃないかと思う。
twitterを見ていても、リアルタイムに注目している人の書評や雑感や考えやブクマが飛んでくる。
それらは有料にしてもいいくらいだ。1.0時代ならまず有料だろう。
ユーザー視点で考えると、
ますます”学習の高速道路”がグレードアップしていく。
ますます”使う人次第”になっていく。
提供側視点で考えると、この情報のデフレ状態は当然ながら携わる人たちの経済面にも影響が出る。
当然利益ベースでの還元は向上しにくい状態だろう。
そんな状況でもやはり業界に携わりながら、物質的な豊かさを求めるのであれば、
藤田社長も本に書かれていたが、成長産業を見極め、法律が変わったり、規制緩和が起きた瞬間の波を捉えるしかない。
渡辺千賀さんの話などからもシリコンバレーはまだまだ大きなマネーが動いており、”儲ける”可能性はありそう。
日本の場合はというと、マクロ経済の観点で見ているわけでもなく、
シリコンバレーと日本の土壌の違いも研究していない中ではあるが、以前に比べると成熟感はあり、
そのチャンスという名の”波”は小さく、以前のIPO勝ち組のような”大富豪”を目指すには
難しい業界にはなってきているのではないかと勝手に予測している。
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