2009年5月15日 第18回新島トライアスロン大会 リレーの部 スイムラップ(1.5km)2位


自然のチカラは甘くない。


先日のblogにも書かせて頂いたとおり、「豚」をきっかけに新島トライアスロンに参加してきました。


渋谷区議会議員の伊藤たけしさん率いる渋谷区トライアスロン連合の一員として、
私のチームは某医科大学の教授K氏(bike)とその研究生S氏(run)と組む、通称「赤ひげチーム」。


教授K氏はレース初参加、研究生S氏は東京マラソン10km部門以来のjogということで、
チーム目標は「制限時間以内(4時間)完走」。


個人的には初めての海ということもあり、目標は低めに20分に設定。
つまり、100m1分20秒ペースで1.5kmを泳ぐ。
並みのスイマーであればプールでこのラップを刻むことは、高いハードルではない。


当日。


「2ヶ月遅れ」と言われる海の水温は18度。意外と晴れず、曇り空。
ウォーミングアップで海に入った瞬間に迷いが生じる。


「着るべきか、脱ぐべきか」


当日の朝、サーファーでもある伊藤たけしさんに、


「これ、バリバリのサーフィン用じゃん!」


とあっさり見抜かれたHerly社製の3mmフルスーツ。
当然、速く泳ぐために作られたものではなく、保温効果がある一方、
肩周りに制限を掛けてくる、いわば「諸刃の剣」。


アップ中に背中のファスナーを開き、直に18度の水温を感じながら、試しに泳いでみる。


水温18度の中で泳ぐのは、15年以上前の那須小川ゴルフクラブプールでの試合以来。
飛び込んだ瞬間、息が出来なくなって本当に死を意識したことを思い出す。


「着るべきか、脱ぐべきか」


この1点だけを考えてウォーミングアップが終了。
気付けば、伊藤さんが選手を代表し、選手宣誓を行っている。


「着るべきか、脱ぐべきか」


第1ウェーブがスタートする直前、とうとう決心。


同じウェーブでスタートする渋トラの皆様からも、「大丈夫?」「見てるだけで寒いよ!」とご心配を頂くも、
一度固めた決意は変わらず。
例え変わったとしても、濡れたウェットスーツはそう簡単に再着用できないので後戻りは不可能。


スタート直後は慣れない浅瀬でのランニングに、いつスイムに切り替わったらいいのか、検討つかず。


「もう、泳いだほうが速くない?」
「もうちょっと走ったほうがいいんじゃない?」


自問自答を繰り返し、見よう見まねで入水。
約150m先と思われる第1ブイに向けて、人を掻き分け泳いでいくと、思った以上に早い段階で手足の感覚が鈍ってくる。


その後ゴールまで体が温まることは無く、教授にリストバンドを渡し、引継ぎ完了。
直後は寒さと波酔い?と疲労で、1時間前に食べたバナナと名物牛乳せんべいがいつ戻ってきてもおかしくない状態。


他のレース用バイクよりも聊か太いマウンテンバイク風の自転車に乗る教授の背中を見送り、
控えるランナーSさんと教授の応援に駆けつけてくださっていた通称「美人秘書軍団」のお二方に労をねぎらって頂く。


しかしながら体調の悪さは戻らず、すぐに”湯治”。
自転車で2分の湯の浜露天温泉へ。


十分に回復した体で再び会場に戻り、応援。
最終的には4時間の完走目標を大幅に上回る記録でフィニッシュ。


個人記録は想定外の21分。
100メートル1分25秒もかかっていた計算。


第18回新島トライアスロン大会 リザルト
http://www.mspo.jp/island/result/09niijima2.html





レースに関しては来月の福岡、7月の新島オープンウォーターに向けて多くの収穫あり、
また、多くの刺激的な方々とお会いすることが出来、実り多き週末でした。


今回の参加のきかっけを作ってくださった渋谷区青少年センターの青沼さんには心から感謝です。
島も賑わい、青少年センターも賑わい、ご自身も走られ、地元なので声援も多く、ご本人が一番楽しそうでした。
そしてまた7月にお会いできることが今から楽しみで仕方ありません。


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