来週のSWIMEKIDENで10人で40秒縮めるための「心・技・体」練習会@辰巳国際水泳場


3月13日、ホワイトデー前日。


バレンタインデー練習会に引き続き、来る3/22SWIMEKIDENに向けて、
練習メニューを作成し、実施させて頂きました。


今回の場所は、翌週の本番が行われる、辰巳国際水泳場(のサブプール)。
隣のコースにはマスターズスイマーで知らない人はいない、松田仁美さんの姿が。


練習メニューはこんな感じです。

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3/13 at tatsumi


W-up? 200 1 5’00” choice
pull 50 4 1’00” Form
pull 50 4 1’10” Des
Kick 50 4 1’30” 25H/25E、25E/25H(or Build up)、25H/25E、25E/25H(or Build up)
Loosen 50 1 3’00”
Drill 50 4 1’20” Choice (ヘッドアップ、片手スイム、サイドキック、スカーリング、フォーミング等)
Swim 50 4 1’15” Des to Hard
Loosen 50 1 3’00”
Drill 50 4 1’20” Choice (ヘッドアップ、片手スイム、サイドキック、スカーリング、フォーミング等)
Swim 100 4 3’00” 0〜20m:Hard、40〜65m:TurnHard、80〜100m:TucheHard
down 200 1 5’00”


≪追加練習≫
swim 200 4 4'30" IM
Drill 200 1


total 3100m

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元々、遠泳やアクアスロンなどがメインで、競泳を専門としているチームではないので、
今回のような100m勝負をすることはほとんど無く、通常からスピード練習を取り入れている人は
多くありませんので、神経系へ刺激を与えるため、レーススピードに近いスピードで泳ぐ練習を
要所に取り入れました。


また、事前にブリーフィングを取り入れ、
各自翌週の100mの目標タイムの宣言と、意気込みを発表して頂きました。


また、練習後には個別でターンのチェックを行いました。




最近、「心・技・体」という考え方を意識的にコーチングに取り入れています。
ほかの練習会に参加させて頂いたり、練習の様子を伺ったりしていると、
これらをトータルでバランス良くレクチャーをしている練習会は決して多くは無いのではないでしょうか。


「心・技・体」を自分なりに因数分解してみました。


■心
・個人の目標(シーズン、レース毎)
・チームの目標(シーズン、レース毎)
・ビジョン(チームビジョン、個人ビジョン)
・目標達成意欲


■技
≪戦略≫
・メニュー作成能力
・年間スケジュール作成能力
≪戦術≫
・環境別泳ぎ方(海orプール、距離別)
・レース戦略(前半型、後半型、ペース配分)
≪戦闘≫
・腕のフォーム(キャッチ、スカーリング、フィニッシュ、リカバリー)
・足のフォーム
・ポジション(重心の高さ、重心の前後)
・スイム以外のフォーム(スタート、ターン、タッチ、引継ぎ)


■体
≪絶対的指標≫
・有酸素系持久力(VO2max)
・無酸素系持久力(筋持久力、パワー)
・筋力(1RM、絶対的筋力)
体幹バランス
≪相対的指標≫
・距離適性
・種目適性


「技」もしくは「体」に偏っている練習会が多いような気がします。
100m数十本をひたすら泳ぐ練習会は「体」、
飛び込みレッスンや四泳法のひとつを1時間掛けてレクチャーする練習会は「技」、
いずれも否定するわけではないのですが、全体のパフォーマンスを向上させるためには、
練習会を組み合わせる必要があるのではないでしょうか。


個人的には「心」あってこその「技」であり、「体」だと思っています。
この原則は仕事でもスポーツでも変わらないと思います。


ですので、練習前にブリーフィングを取り入れ、まず「心」を意識させ、
練習メニューによって短距離向けに「体」を鍛え、
フォームチェックや練習後のメールによって「技」をお伝えしたつもりです。



しかし!



マスターズ世界記録保持者の今井亮介さんもblogに書かれていますが、
うんちく並べたところで、結果がすべて。この世界、「勝てば官軍」なのです。



■勝てば官軍
http://ryosukeimai.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-1927.html


目標は昨年のタイムより40秒縮めて、B決勝に残ることです。一人あたり4秒。
3月22日の結果が私自身の貢献度そのものだと思っています。


皆様、頑張ってください!