第4回おんじゅくオーシャンスイムレース 3kmの部 11位? 「ネガティブから得られること」


前回の湘南に続き、練習不足のまま、挑んだ御宿。


インカレを1週間前に終え、オフを満喫する学生スイマー達と外房の強烈な波に揉まれ、
オープンウォーターの厳しさを改めて思い知らされた。
揉まれる事で改めて上半身の強さ、体幹の強さの重要性を身を持って感じることができた。


レースを終え、翌日になっても耳の水が抜けない。耳を塞ぎ続けている感覚。
仕事中、人の声は聞き取りにくいし、耳の奥では炎症を起こし始めている。
一方で面白い感覚を身に着けることができた。
他の器官がさも発達したかのような、アンテナの高い状態。
味覚、人の表情、温度、湿度・・・いつもと違い、それぞれの輪郭がはっきりしていた。
食べていることを実感し、人の考えていることが伝わりやすくなる。
耳のための感性のアンテナを、他の器官に振り分けているようだった。




ネガティブであることは決して悪いことではない。
そこから何を得ることができるか。新しい次の自分のためのチャンス。




盲目のピアニスト、辻井伸行氏。
ヴァンクライバーンで優勝したあのショパンは、素人目でも鳥肌が立つ完成度。
彼を良く知る方から直接聞いた話では、中学生のころまでの彼は話題性が先行していたそうだ。
天才ではなく、努力。
ハンデをプラスに変換し、研ぎ澄まされた感性で努力された結果、世界を代表するピアニストに大成された。


今日、つらく悲しい出来事に遭遇した。
身近で見聞きすることはよくあるが、29年間生きてきて、初めての当事者感覚。
分かってはいたけど、覚悟はしていたけど、実際に目の当たりにして、伝わる現実。
昨日歩いた明治通りも、普段歩いている代々木上原も、いつもと景色が異なる。
いつもより色淡く、いつもより静かなのは、連休初日のせいだけではなかったはず。
普段は目に入らない人の動きや、建物の表情がいつもとは異なるメッセージを伝えてくるものだ。


昨日一緒に渋谷で飲んだ、仲良し姉さんの旦那に対する一言。
「彼を意識した最初のきっかけは、落ち込んだときに隣にいてくれたこと」。


悲しいとき、人は涙する。涙を流すとすっきりする。
副交感神経が優位になる、エンドルフィンが増加する、ナチュラルキラー細胞が活性化される。


とあるツイート発見。






ネガティブであることをネガティブと認識すること。
ネガティブにより得られる感性をインプットに繋げること。
ネガティブをパワーに変えること。


才能ある人たちはインプットに対する感度の高さが伝わる。
糸井氏の言葉をお借りすれば、「いい飯食ってないのに、いいうんこは出ない。」

http://www.nintendo.co.jp/n10/interview/mario25th/vol1/index8.html


アウトプットはインプットで決まる。
インプットはアンテナで決まる。


アンテナの高さや方向は感情によって変わる。
ネガティブな感情を意識的に利用して、アンテナの方向や高さを変えることで新たなインプットが得られる。
新たなアウトプットに繋がる。





しかしながら練習不足の言い訳にはならない。
次回は10/10鋸南アクアスロン八丈島でも練習します。