【SWIM】 5月9日 上原中学校 1h 3000m(11:00start、0名/コース) 「新島トライアスロン急遽参戦とキャリアの話」


一言で言えば、今回の参戦のきっかけは「豚」である。


昨日の夜に見慣れぬ電話番号から着信があり、すぐに折り返してみると、
4月に行った新島で懇意にさせて頂いたAさんからであった。
1ヶ月前の思い出話も早々に切り上げた後、


「来週レースなんだけど、トライアスロンリレーのswimが一人足りなくて出るか出る人を探して欲しい」


というご相談を頂いた。


細かく書いてしまうと後々支障がある可能性もあるので、書かないが、
どうやら某今大変な省のお役人の方がスイムをする予定だったそうだが、
この騒動で現在もまったく休みは無く、どう考えても16日もスケジューリングが難しいらしく、
今回の”ご相談”に至ったようである。


一緒にチームを組む予定の方と昨日のうちに連絡を取り合い、
顔も合わせた事も無いのだが、参加することで合意に至った。


「本当に、私達は速くないから!」


と5分間の電話の中で10回くらい仰って頂いたが、私にとってはそこに価値を見出しているわけではなく、
7月に向けた海の練習と、何よりも交流が楽しみである。
何よりも、また、あの島に行けることにワクワクしている。
当然、参加させて頂くからにはなんとしてもお役に立ちたい限りではある。



最近、人とキャリアについて話をしていたり、
経済に関する本を読んだり、新聞を読んだりしていて感じることがある。


お金と幸せの相関関係だ。


年収400万円以上において、それらの相関関係は無いという話をどこかで聞いた記憶がある。
本当にそんな気がしてならない。


この10〜20年でモノ対カネの経済中心から数字上のいわゆるマネー経済中心への変化、
日本に限っていえば、成長市場から成熟市場への変化、当然ながら伴い変化する雇用情勢。


物資としての貨幣の価値が問われ、
年功序列も、安定性も崩壊しつつある中、人が幸せを感じることができるキャリアを考えた時に、
どう考えても、この2点しかないような気がする。


「自分は何がやりたいのか?」
「自分には何ができるか?」


これらの質問は以下の質問に答えるとよりクリアになるかもしれない。


「もしあなたが今後もお金に困らない生活が保証されているとしたら、何がしたいですか?」
「あなたのオンリーワンは何ですか?もしくはどんなオンリーワンでありたいですか?」
「自分がワクワクするときはどんな時ですか?」
「あなたの得意技は何ですか?」


どうも最近、お金に振り回されている人が多い気がする。
不況になり、よりお金に対してシビアになっている”空気”に飲まれている気がする。
周りでお金の話が必要以上に多くなっている気がする。
「つらい、つらい、金が無い」と言い過ぎている気がする。
そのような報道を繰り返すメディアに踊らされている気がする。


現状に対して最近そう客観視できるようになったのは、
「ほぼ日」にあった糸井氏と吉本隆明氏の対談のおかげだ。


吉本隆明の「ほんとうの考え」
http://www.1101.com/truth/2009-04-16.html

少なくとも自分の実感と経験によれば、
つらかったのは、
戦争末期と、戦争が終わってすぐのころです。
食いもんを探しに、
千葉県なら千葉県に行って、
日用品の小物とか衣料と
お米をちょっと取り換えてくれないか、と、
農家の人と交渉したり、
そういうことをしたときです。
そのほうが、大恐慌なんていうときより、
ずっと苦労したと思ってます。


ほんとうに食べるのに困るほど
貧しくなったことはあるかって言われたら
そのとき以外にぼくはないんですよ。
戦争末期と敗戦の直後に
焼け野原もあって、
こんなんで、どうしようもないぜ、という、
そのときだけなんです。


不況といえども普通に仕事をすれば、
金銭的に貧しい生活を強いることはない時代であることを認識しなければいけない。



出所は記憶に無いのだが、上場企業の社長に対するアンケートで「後悔していることは?」との問いに対して
最も多かったのが「仕事をしすぎて、プライベートの時間を作らなかったこと」という答えだったと記憶している。


「いっぱい働いて、たくさん成長して、稼ぎたい!」


という人に限ってやりたいことが決まっていなかったりする。
さらに”稼ぐ”ことが目的ではなく、手段に過ぎないことを認識していない。


ゴールが無いのに成長軸・ベクトルが定まるわけが無いのだから、”成長”の評価は不可能である。
特に成熟社会ではそれらの意味を考えながら行動しなければいけないと思う。



話は戻るが、前回のスイム駅伝で皆から言われた「ありがとう」に続き、
今回もまた水泳を通じて「ありがとう」を頂き、仕事でクライアントから頂く「ありがとう」と比べながら、


「自分は何がやりたいのか?」
「自分には何ができるか?」


を改めて考えさせられた。



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