【結果報告】第1回南房総・鋸南アクアスロン大会 リレーの部 優勝「6戦5勝で1年を締めくくった、今大会の振り返り」
今年のリレー種目最終戦。
タイムは満足いくものではありませんでしたが、見事優勝することが出来ました。
(1.5km 20分53秒)
今年はリレー種目4戦全勝(シーサイドももち、千葉海浜、ヴェルディ、鋸南)、
個人種目は2戦1勝(新島)でした。
この1年、勝つことの難しさと喜びを久しぶりに肌で感じる貴重な体験をさせて頂きました。
それ以上に、試合を通じて様々な方と出会えたことに感謝。
今回の鋸南アクアスロンも、とある出会いをきっかけに、第1回という記念すべき大会に、
企画段階から参加させて頂き、いつもとは違う目線で大会を見ることが出来ました。
(丹埜さん、安田さん、本当に有難うございました。)
大会を終えて感じたことをおもに運営側からまとめてみました。
≪運営側として良かった点≫
■参加賞・賞品の豪華さ
朝、宿泊したサンセットブリーズ保田から、会場に自転車で向かう途中、
びわのダンボールを抱えた何人もの人たちとすれ違いました。
何か別のイベントが近くで行われているのか、と思いましたが、
そのダンボールこそ、参加賞だということにエントリー時に気付きました。
企画段階で「参加賞が豪華な大会ほど人気が高い」というN氏の助言も
影響していると思いますが、参加させて頂いた大会の中で、
最重量かつ最も奥様にウケの良い参加賞だったと思います。
中身はおもに地元の特産品なので、町おこしとしても効果があります。
●参加賞の中身●
・さつまいも
・たまねぎ
・里芋
・みかん
・柿
・ドリンク2本
レース後のバーベキューで大半を食しましたが、
特に網で焼いた里芋は大好評でした。
入賞賞品として頂いた、干物セットの中では、
「さばのみりん干し」と「くじらのたれ」が評判でした。
■webを用いたダイレクトコミュニケーション
集客に関して、お役に立てる部分があるのでは思い、
web上からダイレクトにコミュニケーションを図ることで、
参加者を募れるではと思い、実施しました。
この2年ほどアクアスロン大会に参加させて頂いて、気付いたことがありました。
出場メンバーの多くが固定のメンバー・チームであることです。
よって彼らに”知ってもらうこと”が集客の最善策であると考えました。
時間の都合上、アプローチ先は絞り、web上に連絡先のあるチームへ
コンタクトを試みたところ、参加者を募ることが出来ました。
このダイレクトコミュニケーションはレース後にも活用することが出来ると思います。
フォーカスを当ててしまうと長くなってしまいますが、
以前エントリに書いた、カイタッチプロジェクトがヒントです。
海魂の中谷さん、安田さん、”ドーバー疲れ”の中、ご参加頂き有難うございました!
12月20日、4バタ?頑張ります!
■コースの素晴らしさ
レースを終えた会社の同僚の表情を見てすぐに感じたことです。
改めてレースコース、そして鋸南の素晴らしさを感じました。
レース後のバーベキューでも、こんな声を聞くことが出来ました。
「海沿いを走ることが気持ち良かった!」
「都心から90分でこんな気持ちよいコースがあるなんて驚き!」
「すれ違いの多い周回コースなので、メンバーの顔を何度も見られたのが良かった!」
メンバーの大半が前回の千葉海浜も参加したメンバーでしたが、
管理された敷地の中でのレースとは異なる感動を覚えていたようでした。
≪運営側としての改善点≫
■表彰式への参加率が低い
入賞者の大半が表彰式に参加していませんでした。
一番初めのレースから表彰式まで4時間。当然といえば当然の結果です。
考えられる改善点は下記のとおり。
・種目終了後、種目ごとに表彰を行う。
・ウェーブ間を少なくする(競技が終わってから次の種目に移るのではなく、ある程度レースが被ることが前提)。
・表彰式にイベントを取り入れる(賞品付じゃんけん大会等)。
■賞状、完泳走証の誤字
私も幼い頃から様々な大小の大会に参加させて頂きましたが、
今大会の賞状の誤字の多さは、とても悪いほうだと思います。
管理体制のちょっとした改善で未然に防げると思いますので、
それほど大きな問題ではありません。
■ドリンク
ランナーの大半から頂いた意見です。
「ドリンクが濃い」
「水が無い」
普段の試合はどうなのでしょうか。ランナーに改めて意見を仰ぎ、即刻改善すべき部分です。
≪残念だったこと≫
■選手のマナー
直接目撃したわけではないのですが、複数名の目撃証言から、大変残念なことが起きたようです。
出場していた日本体育大学の選手のマナーです。
レース中にランの周回をチェックするための輪ゴムを受け取らずに走ったり、
レース後に渡され、係りの人に再度渡すゼッケンカードを係りの人に投げつけたり、
レース中に声を荒げて不満を口に出したり、
周囲に不快に取られるような行動をされていたと聞いています。
トライアスロンでは名門校ですし、彼らにはビーチクリーンにも参加頂いていただけに、
それを聞いたときは運営に携わるものとして、そして選手として、大変残念でした。
私は大学体育会時代は筑波大学の監督やコーチに、
「どんなときでも『筑波大学水泳部』という看板を背負っていることを忘れるな」
と口酸っぱく言われてきました。
このような行為は、自身のみならず、部活、そして学校そのものの伝統・名誉を傷つけ兼ねません。
伝統ある学校ほど、何十何百ものOBが築き上げてきた重いものを背負っているのです。
築くのは時間が掛かりますが、壊れるのは一瞬です。
先日、今井亮介さんとお会いさせて頂いた時にも、選手の人間性が話題になりました。
選手としてである前に人としてのマナー改善を強く求めます。
・「泳ぐのが速いだけじゃ・・・」(今井亮介さんのblogエントリ)
http://ryosukeimai.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/post-5358.html
≪これからのこと≫
■鋸南クロススポーツ協議会
大会を通じて改めて鋸南町の素晴らしさ、そして可能性を感じました。
試合後のバーベキューでも、サンセットブリーズに打ち上げにいらっしゃった、
鋸南クロススポーツ協議会の黒川代表ともお話をさせて頂きましたが、
クロススポーツを通じて南房総を盛り上げていきたいという強い熱意を感じました。
今日、たまたま再放送を見た「カンブリア宮殿」に出演されていた、
平田牧場の新田嘉一会長が仰っていた一言。
「地方に有力企業を招致しても、その企業は金儲けのことしか考えていない。
あくまで地方が独力で自立をしなければ地方の発展は、ない。」
「地元で独力を築く」
ということが前提になるのだと思います。
サンセットブリーズ保田の丹埜さんも「主催+誘致」ということを仰っていました。
そんな中で私に出来ることは、やはりあくまで選手として、スイマーとして、
都会に住むアスリートとして、鋸南町に対する客観的な目線からの意見だと思います。
冒頭にも述べましたが、この1年はスポーツを通じて出会いの多い1年でした。
その出会いの点と点が少しずつ線になりそうな予感さえしています。
来年はどんな出会いと偶然があるか、今から楽しみです。