【結果報告】第20回かすみがうらマラソン「スイムを置いて、6'/kmから4'30"/kmへ。クロススポーツ実践に向けてのベース造り」


目標というものは多数に対して宣言するほど効果があるということは
現役時代に何度となく実感させられたものですが、
今回はblogという不特定多数向けの発信ツールを使った新しい宣言方法で、
自分にどれだけの圧がかかるものなのか、未知数でした。


アクセス解析で閲覧数をチェックしたところで、何らプレッシャーを感じることはありませんでしたが、
「ブログを見たよ。」
「目標どおり順調?」
などと直接お声をかけて頂く度に、実感が沸いてきて「目標達成できない」という選択肢が
徐々に認められない状況になりました。


「宣言」は同時に手助けを生み出します。
1月のハーフマラソンで6分/kmの人間が5分/kmで走るために、
その力の差を埋めるために、周囲の方々が見兼ねて手を差し伸べてくださいました。


普段はスイムのコーチとして参加させて頂いているチームのメンバーの方々。
スイムの経験上、プールでは指導をさせて頂いていますが、陸の上では下っ端。


東京体育館で初めての陸上インターバルトレーニング
辰巳国際水泳場のスイムトレーニング前の長距離走
レーニング部長の厳しい目の下、一人練習では許される妥協もできず、
刺激あるトレーニングを行わせて頂きました。


普段はアクアスロンのパートナーとしてタッグを組む野本氏。
日常的にフォームや練習メニューに対するアドバイスを頂くのみならず、
皇居ランに誘って頂き、追い込み練習を2度実施。
一人では追い込み切れないほどの強度で走れるよう5kmを引っ張って頂き、
1回目の皇居で21分30秒、2回目では20分50秒で走り、脚力と自信を身につけました。


1月30日のエントリーで宣言した「目標」は、下記の通り。


4月18日 かすみがうらマラソン 10mile(16km) 目標: 4'50"/km



本番10日前は雨と飲みを理由にまったく走れず、体重も増加。
1月に比べ3kgほど減りましたが、目標までは4kg足りず。
ようやく走る時間が確保できたのは前日。
織田フィールドで6kmほど4'〜5'/kmの色々なスピードを試しながら、
自分の感覚値と実際のタイムとの差を体で覚えさせる。


レース直前にtwitterで前日の練習内容の呟きを見たメンバー2名から、
「前日練習なんて、絶対疲労残るよ!」
と脅されるも、現役時代に培った感覚を信じる。
競技は違うが、トレーニング方法や体の作り方には共通点があるはず。
これぞクロススポーツ。


結果、1時間12分34秒。



4分32秒/kmペース。目標を大幅に上回ることが出来ました。
野本氏と話して裏で立てていた理想の目標が4分30秒/kmなので、ほぼ理想通り。


クロススポーツの有用性を語る上で、自ら実践することが大前提であり、
今回のかすみがうらマラソンは今まで全く走れなかった自分のベース作りの手段として活用させて頂きました。


サンセットブリーズ保田の丹埜さんに以前言われた、
「10km40分までならトレーニングすれば誰でも出来る」
という言葉に倣い、目標を上方修正し、
年内には10km40分の走力を身につけたいと思います。


この2ヶ月間、ランにウエイトを置き、スイムは月に1〜2回程度。
次回6月の宮島トライアスロン(リレー)までには泳力を戻しつつ、
走力をキープさせたまま、落ち切れなかった体重を落とし、軽量化によって、
ランのパフォーマンスを向上させたいと思います。


ランのトレーニングを通じて感じた、クロススポーツの有用性については、
時間があるときに書きたいと思います。