湘南オープンウォータースイミング2009 年代別(19〜39歳)2位 総合順位不明(5〜6位)「くらげニモ負ケズ、今秋の競技会運営に向けて考えたこと」


優勝した新島以来のオープンウォーター。


初めてのクラゲ被害、
初めての高速水着今井さん、有難うございました)、
初めてのワンウェイコースと初物づくしでしたが、
南風が吹く悪コンディションの中、想定内のタイム(43分台)で泳ぐことが出来ました。


レース後は新島トライアスロンを通じてお知り合いになった、清水さんの鵠沼の別宅にて打ち上げ。
清水さん、MACの方々と計7名、昼からテラスでビール、シャンパン、美味しい料理、楽しい話、
すべてが疲労した体に染み渡る、楽しい時間を過ごすことができました。


レース談話は今回は特に無いので書きません。


運営、指導、といったこれから視野に入れていくべき視点から、得た情報を踏まえ3点ほどまとめてみました。
次回のレースは昨年、リレー種目で初優勝を果たした、千葉海浜アクアスロン
9月13日です。



■大会運営事務局によってオペレーションの評判が異なる
今秋の大会運営に携わる前に聞いておいて良かった。
どうやら大会運営の団体によって、競技者の評判が大きく異なる模様。


「あの団体は初回の運営はひどかったけど、競技者の言い分を聞き入れ直ぐに改善に取り組む姿勢がある」
「あの団体は選手のことを考えていないから競技前に競技者が疲れるような進行をする」


世間は狭い。悪い評判は直ぐに広まり、参加者不足を招く恐れがあります。
色々な人から話を聞いて、心に留めたことは下記2点。


・競技者同士は繋がっており初回の印象は極めて重要。競技者の気持ちを常に考え、防げるミスは極力防ぐ。
・競技会後の競技者の感想を素直に聞き、次回の改善に繋げる。



■大会のコースによってコスト面が異なる

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昨年まで5年間、笹川スポーツ財団助成金事業として開催されていた
湘南オープンウォータースイミングのさらなるチャレンジがはじまります。
今年から独立し、地元主催事業として運営されることになります。
熱烈な湘南OWSファンと今まで築きあげて来た湘南の各団体や各企業の熱い想いをひとつにして、
湘南OWSの新たな歴史を作って行こうと張り切っています。
(湘南オープンウォータースイミング大会事務局HPより)

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参加者から聞いた話ですが、採算が取れないことを理由に昨年までの主催側が手を引いたようです。


湘南owsは参加費が比較的高めに設定されています。
(3kmの部・1万円 、 10kmの部・2万円)
その上都心から近いため参加者も多く、一見運営側にとっては採算が取れやすい大会のように思われます。
しかしながら、上記のような採算が取れにくい理由を考えてみました。


海は港ごとや区域ごとに管轄が異なるため、ワンウェイの湘南owsは複数の管轄の異なる区域を
横切るコース設定になっていることがその要因であると考えられます。


先日も、今秋の大会運営のために現地視察に行った際、
コース設定において一番苦労されたことは漁業組合の了承を得ることだという話を役場の方から聞きました。


漁業を営む漁師にとって、海路を絶たれることは死活問題です。
特に燃料問題などで漁師の台所事情が苦しい中、1日中海を”貸す”ことには難色を示されるようです。
お金で解決することも当然必要でしょう。


個人的にはスポンサー収入はプラスアルファに過ぎないと考えたほうがいいと思っています。
参加費だけで大会運営が賄えてこそ、継続するに値する採算事業だと思っています。
参加費の料金設定が重要なのは必然なわけです。初回は特に難しいですが。




■競技者によって疲労の箇所が異なる
打ち上げの時に聞いた、大変興味深い話。
レース後の疲労部位が人によって全く異なっていました。


7名の打ち上げメンバー中、私と、3kmのタイムが7人の中で2番目だったMAC麻衣さんの
疲労部位はほとんど同じで、上腕三等筋、大円筋(わきの下)周辺でした。


他のメンバーからは、僧帽筋三角筋、といった意見がありました。
指導の立場から意見すると、疲労部位のヒヤリングをフォームチェックと併せて行うことで、
適切な筋肉を適切なタイミングで使えているか、
無駄な力が入っていないかを観察することが出来ると思います。