スポーツ関連カキモノ

立川とお台場、現場でしか見られないトップアスリートの涙

悔しさは目的意識の強さに比例する。 4年前、2年連続で僅かな差で箱根の切符を逃した、当時の主将の悔し涙は、今でも目に焼き付いている。 立川で行われた箱根駅伝予選会で岡田正裕新監督擁する拓殖大学は、今回見事トップ通過を果たした。 ジョン・マイナ選…

リベラルに平井伯昌ヘッドコーチの真意を予想してみる。

世界のこちら側でもあちら側でも政治に関わる情報が溢れている昨今、 最近何かと情報源となる、あちら側のtwitter経由で流れてきた、 日本版ポリティカルコンパスを試してみる。 ■日本版ポリティカルコンパス http://sakidatsumono.ifdef.jp/draft3.html リ…

競泳が、F1化し、テコンドー化し、スキージャンプ化してしまう懸念材料

先日、大学時代の水泳部の後輩と飲んでいた時の彼の一言。 「もう、全員、同じハイレグの海パンで泳げばいいんすけどねぇ!」 現役時代、日本代表の合宿まで参加した経験を持つ、 彼の言葉は酔いながらも、決して軽いものではなかった。 平井先生のblogを見…

【結果報告】アクアスロンINシーサイドももち(福岡) リレーの部 優勝 + 「水泳に関する嬉しい出会いと残念な出会い」

結論から申し上げると、「Hurleyのウェットスーツなんかでswimの試合に出るな」。 周囲の選手がつるつるした、水を寄せ付けないラバー製のウェットスーツを着こなす中、 成分の大半をスポンジが占める、吸水力抜群の2.5mmのサーファー用スーツ。 唯一、着て…

入江陵介選手の世界新記録、、、ではなくbjリーグの選手とシステムエンジニアの話

昨日のブログで、お金と幸せの相関関係とがむしゃらに働くことについて触れたが、 今日の池田信夫氏のブログにこんなエントリーが。 もはや会社のために人生を犠牲にしても、それが報われる保証はない。 つぶしのきかない文脈的技能しかもたないまま労働市場…

(仮題)スポーツを利用して儲ける方法

あえて、こんなどぎついタイトルをつけてみる。 真のタイトルをつけるとすれば、 「サニーサイドアップと楽天に見る、ブルーオーシャン戦略と『新しい職業』」 といったところだろうか。 マクロで戦略的な話になるが、儲けにくいといわれるスポーツでビジネ…

アスリートは2度死ぬ

1度目は選手人生を終える”死”、そして2度目は人生そのものの”死”である。 個人的に2度目の人生を過ごし始め、同世代の元選手が2度目の人生を始め、過ごしていることを見て感じることは、 アスリートはもっとセカンドキャリアを真剣に考えないといけないとい…

藤永佳子選手、おめでとうございます。

久しぶりに泣かせて頂いた。 セビリア以来、10年振りの世界選手権代表。 陸上で10年振りの世界選手権は過去類を見ないのでは。 35キロを過ぎても、最後まで崩れないフォームはマラソン適正の証。 入学前、テレビで観たハチマキ姿の高校駅伝以来の走っている…

同級生の初マラソンと、兄を追い続けた金メダリスト

タイムリーに更新したかった話題と個人的にリマインダしたい話を2件ほど駆け足で。 内容はそれほど濃くありません。 ■藤永佳子選手、本日初マラソン 大学の同級生で陸上の藤永佳子選手(資生堂)が今日の名古屋国際女子で初マラソン。 藤永選手は諫早高校時…

北島康介を世界一周の旅には行かせるな!

いつも拝見させて頂いている「パラダイス鎖国」の著者、海部美知さんのブログにアメリカのスポーツについて、 特にスーパーボウルのCMについてのエントリーが書かれていたので引用し、自分の意見を。 ちょうど「若者が車に興味を失っている」と同じように、 …

【箱根駅伝特集4】”佐久長聖走り”の特徴とワケ

以前のエントリーで昨年の箱根駅伝観戦の際、佐藤悠基選手のハムストリングスが特徴的だ、という話をしたが、 佐久長聖出身者の走り方自体に特徴があり、その特徴は練習方法の違いによるものであることが考えられる。 接地後の蹴り上げである。膝よりも外側…

【箱根駅伝特集3】一人の選手、一人の監督が大学を変える。(どうする?かつての山登りのスペシャリスト)

予選会で1時間切りを果たした東京農業大学の外丸和輝選手や、 ダニエル選手と後半競り合いを見せた中央学院大学の木原真佐人選手など、 それまで決して強いと言えなかった大学に「オレが大学を変えてやる」と有力ランナーが入学し、 成績が大きく変わるケー…

【箱根駅伝特集2】アスリートのベース作りには水泳が適している?(竹澤選手が陸上を始めた理由)

事前に不調が囁かれていた前回と異なり、前評判どおり区間新記録を打ち立てた早稲田・竹澤健介選手。 水泳が嫌で陸上に転向した話は有名。 また、現在サントリーで活躍中のラグビー日本代表有賀剛選手も中学生までは競泳選手。 (彼とはジュニア時代には関東…

【箱根駅伝特集1】「5月5日の渡辺監督の一言」早稲田・矢澤曜選手の8ヶ月間での成長振り

2008/5/6のエントリーにも書いたが、2008/5/5の日体大記録会を観戦した際、 同級生の三田裕介選手(4区・区間新記録)とともに10,000mに出場していた。 前半は先頭集団についていたものの、後半失速し、29'45"でフィニッシュ。 クールダウン後、三田選手と共…

マラソンをあきらめること ≪つくばマラソン観戦記≫

アクアスロンのパートナーが満を持して挑んだ、つくばマラソンを観戦。 結果の話はさておき、終わった後に彼が発した言葉。 「やっぱりマラソンは無理だね」 決してあきらめの言葉ではない。 25kmまでは4分10秒/km程度の予定通りのサブスリーペース。しかし3…

東京国際女子マラソン 観戦 (とりとめもなく)

オグシオが最後の熱戦を繰り広げていた代々木体育館を横目に、千駄ヶ谷へ。 東京国際女子マラソンのフィニッシュを見に行きました。同じ地元、栃木の渋井陽子選手(三井住友海上)の応援です。先日、代々木上原の駅で渋井選手を見かけましたが、その華奢な姿…

「ほんま、好っきゃねん」

と言ったかどうかは知らないが、辰吉丈一郎選手が復帰した。 JBCの37歳定年ルールも、5年再起条件も、網膜剥離ルールも、周囲の罵声も、この人の「ボクシングがやりたい」精神の前では全くの無力であろう。 勝ち負けではなく、好きか嫌いか。スポーツも、…

今日の「報道2001」から「カネとスポーツ」を考えてみる

今日のフジテレビ「報道2001」の前半はオリンピックにちなみ「金とスポーツ」がテーマ。 フェンシングの北京オリンピック銀メダリストの太田雄貴選手が出演し、 国のスポーツ強化にかける費用の増額を訴える。 8月24日O.A.報道2001 ・明太子のやまやの山…

北島康介選手の今後

競技も終わっていないうちから、「北島引退」報道が加熱気味。 メドレーリレーも終わり、北島選手もレースを終えたので、自分なりの考えを。結論から申し上げれば、私は北島選手の引退の可能性は高いと考えている。理由は主に下記2点。 ■精神的・肉体的問題 …

買収された名門スイミングスクール

実家に戻った時に聞いた話。イトマンスイミングスクールは今回の北京オリンピックでも競泳選手団の4人に一人が過去に在籍経験がある人材輩出スクールである。過去にも千葉すずさん、山本貴司さんなどが世界的な活躍をされている。そんな名門スクールも、近年…

”ピチT”金メダリストがもたらす経済効果

筑波大学体育専門学群。通称「タイセン」。 今はどうか知らないが、私が通っていた頃のタイセンの授業は、水泳部、剣道部、そして柔道部を中心としたメンバーが、教室の最後方に席を取り、居■りをすることが常識であった。 その日も、私は例に違わず、いつも…

青山綾里に負けた私

「青山綾里のせいかもしれませんね」 先日、会社の先輩と話していた際にふとこんな言葉が出てきた。 彼によるとどうやら私は男兄弟らしからぬ、女性に対する考え方を持っているらしい。 通常、兄弟に女性がいない場合は、女性を崇め、それが結果として女性に…